タイトルの通り, 楽天証券でドルから円を購入する際, 円からドルを購入する際, 1ドルあたり25銭のスプレッド(為替手数料)がかかります。
手数料高いと思いますよね。
米国株・ETFを購入する際にドルを用意しなければなりませんが, 一般庶民は楽天証券内で25銭の為替手数料を徴収されて調達するのが実情だと思います。
この高い為替手数料ですが, 思わぬ副次的効果がありました。
大前提として保有している株や投資信託を売却したとき, 売却益に税金がかかります。
米国株・ETFも然りです。
では, 楽天証券で保有している米国株を売却するときに, 差益をどうやって計算しているのかと言うと,
『差益』 = 『購入時の日本円換算』 ー 『売却時の日本円換算』
重要なことはドルによる評価額ではないんです。
配当金はドルで受け取る際にドルで税金が天引きされていますけどね。
もう一度言いますが, 100ドルで購入したA社の株が120ドルで売った際の差益は20ドル, ではないのです。
A社の株を100ドルで100株購入し, 120ドルで100株売却したとします。
購入時1ドル110円, 売却時1ドル120円とすると
購入金額 = 100 × 100 × (110 + 0.25)
売却金額 = 100 × 120 × (120 ー 0.25)
ここで唐突に0.25円(25銭)が出てきますが, 購入した際は25銭分高く評価され, 売却時は25銭分低く評価されます。
手数料は支払った分仕事をしています。
ここでお気づきの方もいらっしゃるとは思いますが, 日本円換算で評価されていると言うことは, 1株100ドルで購入して, 1株95ドルで売却した際, ドルベースでは損切りしたのに為替状況によっては利益が出ていると解釈されることがあるのです。
さて, スプレッドの差によってどれほどの効果があるのかと言うと
A社のスプレッド=A, B社のスプレッド=B, 一括購入・一括売却 とすると
計算式だけで言うと『株数 × (購入時株価+売却時株価) × (A ー B) 』日本円換算の売却益を減らしてくれます。
A = 0.25, B = 0.04, 1株100ドルで100株購入して, 1株400ドルで100株売却した場合, 10,500円売却益を減らしてくれて, 実際納める税金が2,100円減るので, この時にようやくトントンですね。
ドルベースで株価が上昇するほど, 購入時の株数が多いほど恩恵が大きくなります。
確認はしていませんが, おそらくは一度ドルを購入し円に戻さずに楽天証券内に留めて売買していると, 配当金による再投資も含めて, 高い為替手数料のお陰で, 日本円換算の差益が低くなるという効果が延々と継続するのでは思います。
そうすると頑なに25銭のスプレッドを維持し, キャンペーンで為替手数料をキャッシュバックする意図(目先の利益より長期投資の恩恵)がわかります。
・為替手数料(スプレッド)は日本円評価の差益額を僅かに縮小する効果がある
手数料高いと思いますよね。
米国株・ETFを購入する際にドルを用意しなければなりませんが, 一般庶民は楽天証券内で25銭の為替手数料を徴収されて調達するのが実情だと思います。
この高い為替手数料ですが, 思わぬ副次的効果がありました。
大前提として保有している株や投資信託を売却したとき, 売却益に税金がかかります。
米国株・ETFも然りです。
では, 楽天証券で保有している米国株を売却するときに, 差益をどうやって計算しているのかと言うと,
『差益』 = 『購入時の日本円換算』 ー 『売却時の日本円換算』
重要なことはドルによる評価額ではないんです。
配当金はドルで受け取る際にドルで税金が天引きされていますけどね。
もう一度言いますが, 100ドルで購入したA社の株が120ドルで売った際の差益は20ドル, ではないのです。
A社の株を100ドルで100株購入し, 120ドルで100株売却したとします。
購入時1ドル110円, 売却時1ドル120円とすると
購入金額 = 100 × 100 × (110 + 0.25)
売却金額 = 100 × 120 × (120 ー 0.25)
ここで唐突に0.25円(25銭)が出てきますが, 購入した際は25銭分高く評価され, 売却時は25銭分低く評価されます。
手数料は支払った分仕事をしています。
ここでお気づきの方もいらっしゃるとは思いますが, 日本円換算で評価されていると言うことは, 1株100ドルで購入して, 1株95ドルで売却した際, ドルベースでは損切りしたのに為替状況によっては利益が出ていると解釈されることがあるのです。
さて, スプレッドの差によってどれほどの効果があるのかと言うと
A社のスプレッド=A, B社のスプレッド=B, 一括購入・一括売却 とすると
計算式だけで言うと『株数 × (購入時株価+売却時株価) × (A ー B) 』日本円換算の売却益を減らしてくれます。
A = 0.25, B = 0.04, 1株100ドルで100株購入して, 1株400ドルで100株売却した場合, 10,500円売却益を減らしてくれて, 実際納める税金が2,100円減るので, この時にようやくトントンですね。
ドルベースで株価が上昇するほど, 購入時の株数が多いほど恩恵が大きくなります。
確認はしていませんが, おそらくは一度ドルを購入し円に戻さずに楽天証券内に留めて売買していると, 配当金による再投資も含めて, 高い為替手数料のお陰で, 日本円換算の差益が低くなるという効果が延々と継続するのでは思います。
そうすると頑なに25銭のスプレッドを維持し, キャンペーンで為替手数料をキャッシュバックする意図(目先の利益より長期投資の恩恵)がわかります。
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・米国株の差益はドルベースの差益ではなく, 購入時日本円評価額と売却時日本円評価額から計算される・為替手数料(スプレッド)は日本円評価の差益額を僅かに縮小する効果がある
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