F.I.R.Eとは「Financial Independence and Retire Early」の略で、「経済的自由かつ早期リタイア」を意味します.
今回はこのF.I.R.Eについて私見を書いてみようと思います.
なお, 今回の元ネタは大和ネクスト銀行のコラム
「セミリタイア (F.I.R.E) するなら知っておきたい資産運用の「4%ルール」とは ?」
https://www.bank-daiwa.co.jp/column/articles/2020/2020_241.html
上記をを参考にしております.
(というかツッコミを入れたくなった)
「S&P500株の成長率が7%」 - 「アメリカ(美國)のインフレ率3%」 = 4%
この差し引き4%で生活すれば資産は目減りしないという理論値です.
(インフレにも抗い3%増えていきます)
次にこの4%という数値を使用してF.I.R.Eに必要な資金を逆算することになります.
必要な生活費 ÷ 0.04 = 必要な資産
ここで「セミリタイア (F.I.R.E) するなら知っておきたい資産運用の「4%ルール」とは ?」というコラムに突っ込みどころがあります
以下抜粋ですが
年間支出が仮に250万円なら、6,250万円の資産を築いて年利4%で運用すれば、理論上は資産を維持したまま生活できる
確かに250万円を0.04で割ると6,250万円になります.
しかし, 株式・投資信託の売却益(キャピタル・ゲイン), 配当金(インカム・ゲイン)には20.315%(所得税15.315%+住民税5%)の税金がかかります.
このコラムには税金のことが考慮されていません.
極論を言うと, 配当金だけで生活費を賄うとすると, この場合使用できる金額は250万 × 約0.8 = 約200万となります.
余談になりますが, 金融関係の方とお話をすると, 税金や必要経費, 他もろもろを端折って, 少ない金額にみせてくるんですよね.
マンションや自宅の購入の営業でも「今のお家賃と同じ金額で夢のマイホームが手に入ります. (管理費や修繕積立金, 固定資産税は別途必要です)」
(必要な生活費 ÷ 0.8) ÷ 0.04 = 必要な資産
では月の生活費20万 = 年間240万で計算すると
(240万 ÷ 0.8) ÷ 0.04 = 300万 ÷ 0.04 = 7,500万
twitterで1億円ためてF.I.R.Eすると宣言する方がいらっしゃいますが, 1億円は理にかなった数字と言えます.
(この年金終価係数はファイナンシャル・プランニングの試験にでてきます)
将来の目標金額 = 毎年の積立金額 × 年金終価係数
年金終価係数なんてどこで調べると? と思う方がいらっしゃるとおもいますが, 安心してください.
casio様が提供しているkeisanというHPで計算することができます.
リンクを貼っておきます.
https://keisan.casio.jp/exec/system/1428890934
試しに
毎年積立額 240万
年利 7%
積立年数 20年
上記で打ち込んでみると, 20年後には¥98,388,000 (=約9,800万)となりました.
毎月地道に20万円ずつS&P500に投資すると計算上は20年目に1億円に到達することとなります.
7,500万円であれば17年目です.
・4%ルールに必要な資産の計算式は『(必要な生活費 ÷ 0.8) ÷ 0.04 = 必要な資産』
・必要な資産は『毎月の投資額』と『年金終価係数』で計算する (casio様のHPで)
投資はあくまで自己判断・自己責任で行うものです
この記事を参考にするかは御自身の判断と責任となります
今回はこのF.I.R.Eについて私見を書いてみようと思います.
なお, 今回の元ネタは大和ネクスト銀行のコラム
「セミリタイア (F.I.R.E) するなら知っておきたい資産運用の「4%ルール」とは ?」
https://www.bank-daiwa.co.jp/column/articles/2020/2020_241.html
上記をを参考にしております.
(というかツッコミを入れたくなった)
資産が増えず減らずの4%ルール
4%ルールを端的に説明しますと「S&P500株の成長率が7%」 - 「アメリカ(美國)のインフレ率3%」 = 4%
この差し引き4%で生活すれば資産は目減りしないという理論値です.
(インフレにも抗い3%増えていきます)
次にこの4%という数値を使用してF.I.R.Eに必要な資金を逆算することになります.
必要な生活費 ÷ 0.04 = 必要な資産
ここで「セミリタイア (F.I.R.E) するなら知っておきたい資産運用の「4%ルール」とは ?」というコラムに突っ込みどころがあります
以下抜粋ですが
年間支出が仮に250万円なら、6,250万円の資産を築いて年利4%で運用すれば、理論上は資産を維持したまま生活できる
確かに250万円を0.04で割ると6,250万円になります.
しかし, 株式・投資信託の売却益(キャピタル・ゲイン), 配当金(インカム・ゲイン)には20.315%(所得税15.315%+住民税5%)の税金がかかります.
このコラムには税金のことが考慮されていません.
極論を言うと, 配当金だけで生活費を賄うとすると, この場合使用できる金額は250万 × 約0.8 = 約200万となります.
余談になりますが, 金融関係の方とお話をすると, 税金や必要経費, 他もろもろを端折って, 少ない金額にみせてくるんですよね.
マンションや自宅の購入の営業でも「今のお家賃と同じ金額で夢のマイホームが手に入ります. (管理費や修繕積立金, 固定資産税は別途必要です)」
4%ルールで月20万の生活費を捻出するための運用資金は7,500万
税金分を考慮して4%ルールで必要な資産を計算するには以下の式となります(必要な生活費 ÷ 0.8) ÷ 0.04 = 必要な資産
では月の生活費20万 = 年間240万で計算すると
(240万 ÷ 0.8) ÷ 0.04 = 300万 ÷ 0.04 = 7,500万
twitterで1億円ためてF.I.R.Eすると宣言する方がいらっしゃいますが, 1億円は理にかなった数字と言えます.
毎月20万円の入金で利回り7%とすると1億円に到達するのは20年後
毎年の積立金額から将来の目標金額を算出するには年金終価係数という係数を使用します(この年金終価係数はファイナンシャル・プランニングの試験にでてきます)
将来の目標金額 = 毎年の積立金額 × 年金終価係数
年金終価係数なんてどこで調べると? と思う方がいらっしゃるとおもいますが, 安心してください.
casio様が提供しているkeisanというHPで計算することができます.
リンクを貼っておきます.
https://keisan.casio.jp/exec/system/1428890934
試しに
毎年積立額 240万
年利 7%
積立年数 20年
上記で打ち込んでみると, 20年後には¥98,388,000 (=約9,800万)となりました.
毎月地道に20万円ずつS&P500に投資すると計算上は20年目に1億円に到達することとなります.
7,500万円であれば17年目です.
Take Home Message
・4%ルールは資産を維持したまま生活するための理論値・4%ルールに必要な資産の計算式は『(必要な生活費 ÷ 0.8) ÷ 0.04 = 必要な資産』
・必要な資産は『毎月の投資額』と『年金終価係数』で計算する (casio様のHPで)
投資はあくまで自己判断・自己責任で行うものです
この記事を参考にするかは御自身の判断と責任となります
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